去る2月13日、富田林市甲田浄水場の導水管内をアイスピグで洗浄致しました。
同導水管は昭和40年に敷設されたダクタイル鋳鉄管モルタルライニング(口径200mm、延長240m)で、管内に泥土やマンガンなどの夾雑物が堆積しており、流量が低下していました。管路は埋設されており、曲がりも多いことから、曲がりに追従し詰まる心配のないアイスピグ洗浄工法がテスト採用されました。
デリバリーユニット2台分(4.4トン)の特殊アイスシャーベットを管内に注入し長さ約140mのアイスピグを形成、導水管圧力でアイスピグを押し流しました。アイスピグが回収口に到達すると出口に設置された透明管で、夾雑物を含むチョコレート色に変色した特殊アイスシャーベットが確認されました。事前・事後の管内カメラ調査においても、堆積物が除去されたことが確認できました。
今回の洗浄では大阪広域水道企業団をはじめ大阪府河南ブロックの事業の職員の皆様が数多く視察に来られ、アイスピグ工法の効果を実感していただきました。
【特殊アイスシャーベット注入状況】
【アイスピグ洗浄状況】